ミカ・ハッキネン引退

 まあ多くの人が予想していたこととはいえ、やはり衝撃。かえりみれば’93マクラーレンに移籍してばりばりに活躍できる、と思った矢先に、’93休養するといっていたはずのセナが走ることになってリザーブドライバーに。シーズン中にレギュラーシートを獲得できたとはいえ、苦難のスタートとなった。その後も選手生命が危ぶまれるほどの大クラッシュも経験、また90年代半ばのマクラーレンの低迷により苦しい時代が続く。
 しかし90年代末のマクラーレンの復調と共に持ち前の集中力を発揮して2年連続のワールドチャンピオンという偉業を達成する。シューマッハに比べて多少のもろさを感じさせるが、ここ一番の勝負強さと集中力はさすがだった。
 能力の高さでMSにプレッシャーをかけられる数少ないドライバーが引退することになり、ワールドチャンピオン経験者もMSとJVの2人となってしまった。ハッキネンはチームオーナーをやるような人ではないので、今後どういった形でF1に関わってくるのか興味のあるところ。というか、なんらかの形でF1に関わり続けて欲しいと思う。

 「放送室」もう40回以上やってますか・・・