フォーメーションラップでバリチェロ動けず。ピットからのスタートを試みるが結局リタイア。かなり怒っていた。今年のバリチェロの不運を象徴するかのような出来事。
スタートではマッサがジャンプスタート、のちにドライブスルーのペナルティを受ける。が、そのペナルティを受けてコースに戻る直前に、ピットレーンとコースを分ける白線を踏んでしまい再度ペナルティを受けることに。この白線がフランスGPのポイントとなる。
1コーナーでは佐藤琢磨がパニスに接触、共に車にダメージを受けリタイアする。パニスはエディ・ジョーダンの元へ怒鳴り込んでいた。
割と好調だったヴィルヌーヴもエンジントラブルでリタイア。前半でホンダ3台が姿を消した。
トヨタも2台ともエンジントラブルが原因でリタイアする。先にサロ、後にマクニッシュが(マクニッシュは完走扱い)
ポールのモントーヤだが、予選ほどの速さは見せられなかった。対照的によかったのがマクラーレン。一時JPMとMSの間隙をついてライコネンがオーバーテイクを試みるシーンがあったほど。JPMはなんとかピットストップまではトップを守った。その後MSが猛然とプッシュしリードを稼ぐ。
しかしMSはピットインしてから、JPMの前でコースアウトしようとして焦りが出たのか、ピットから出る際にマッサ同様白線を踏んでペナルティを受けてしまう。再びJPMがトップに。2番手ライコネン、3番手MS。
JPMが2回目のピットストップ。しかしここでタイムを大きくロスしてしまい、替わってライコネンがトップに。MSはピットインしてJPMの前でレースに復帰する。ライコネンはピットイン後MSの前に復帰。この時点でクルサード、ライコネン、MS、JPMの順。そしてクルサードはJPMの前で復帰する。が、クルサードもマッサ、MS同様のペナルティを受ける。しかし順位は変わらず3番手。ここで追いつけていないところに、いつものウイリアムズの速さがない。
この辺でマッサがリタイア。何かが壊れたらしい。このマッサというドライバー、確かに速いのだが、そのコース上での行動やコース外での言動でしばしば他のドライバーから不興をかっているように見受けられる。トゥルーリもエンジントラブル。
そしてびっくりしたのがアーバインのマシントラブル。なんとストレートでリアウイングが吹き飛び、バランスを失ってコース外に車を止めた。今週コンスタントに速かっただけにさぞかし残念だろう。どうもジャガーというチームのマシンは、スピードがないということ以外に何かしら致命的な欠陥があるような気がしなくもない。
更に驚いたことが起きる。トップを快走していたライコネンが突如スピン、MSがそれを交わしてそのままゴールしてしまう。どうやらスピンの直前にリタイアしたマクニッシュのマシンからオイルが漏れていたようで、ライコネンは初優勝のチャンスを逃してしまった。と同時に、MSの5度目のワールドチャンピオンが決定した。フランスGPで決めるにはかなり条件が厳しく、MS自身もペナルティによって順位を落としていたため、チャンピオンの決定は次のドイツGP以降に持ち越しだろうと思っていたときの出来事だった。
1 M・シューマッハ フェラーリ B 1:32’09.837
2 K・ライコネン マクラーレン・メルセデス M 1.105遅れ
3 D・クルサード マクラーレン・メルセデス M 31.976遅れ
4 J−P・モントーヤ ウィリアムズ・BMW M 40.676遅れ
5 R・シューマッハ ウィリアムズ・BMW M 41.773遅れ
6 J・バトン ルノー M 1周遅れ
7 N・ハイドフェルト ザウバー・ペトロナス B 1周遅れ
8 M・ウェバー ミナルディ・アジアテック M 1周遅れ
9 P・デ・ラ・ロサ ジャガー・コスワース M 2周遅れ
10 A・ユーン ミナルディ・アジアテック M 4周遅れ
11 A・マクニッシュ トヨタ M
結果だけを見ればいつもどおりTOP3が圧倒的に強く、リタイアしたバリチェロのところにバトンが滑り込んだといった感じ。ミナルディが2台も完走していることが驚き。特にユーン(笑)
シューマッハについては賛否両論、本当に評価が分かれている。おそらくファンジオやセナを信奉する人々は、今後MSが何度ワールドチャンピオンになろうとも、決してMSのことを認めないであろう。MSがF1史上最高のドライバーである、などということは決してない。
ファンジオの紳士的な態度、セナの天才的なドライビングテクニック、ともにMSには真似することが出来ないものかもしれない。その辺を比較して、MSはこの2人には及ばない、という人もいる。
私見を言えば、歴代のチャンピオンの優劣を比較することもできないと思う。ファンジオの時代と現代のF1ではあまりに条件が違いすぎて、MSも言っているように比較することに意味はないものと思われる。「ファンジオが操ったマシンでMSがチャンピオンになれるのか」という元F1ドライバーもいるが、逆に「MSほど上手くF2002を運転することがファンジオに出来るのか」という質問に彼はどう答えるのだろう。もちろんファンジオは偉大なドライバーだから、MS以上に上手くF2002を操るかもしれない。ただ、そういった仮定自体に全く意味がない。
セナとMSの比較についても同様。丁度F1の世界でハイテクが多く導入されるようになってきた頃、セナはこの世を去った。それに替わってチャンピオンとなったのがMS。セナやプロスト、マンセルらがいた頃のドライバーはどうしても彼らを特別だと思うだろうし、逆に彼らを知らない世代のドライバーにとってチャンピオンといえばMSになるだろう。
フェラーリのテストドライバーを務めるルチアーノ・ブルティはセナと同じブラジル人だ。しかし彼にとってのヒーローはMSだという。ヒルやヴィルヌーヴにとっては父親になるだろう。
結局「F1史上最高のチャンピオン」というものはそれぞれが胸の内で思い描いていればいいものであって、声高にその優劣を競うようなものではないのだと思う。
もし本当に優劣を競うのであるならば、最盛期の歴代チャンピオンたちを全員同じマシンに乗せてレースをするしかない。しかもそれぞれ得意としている時代の車やコース、コンディションがあるだろうから、全時代のマシン、あらゆるサーキットとコースコンディションでのチャンピオンシップを争う。おそらく某競馬ゲームのF1版みたいなものでもなければ実現不可能だと思われる(笑)
「魂のラジオ」マシャの夏のお話。砂浜でのデートだとか、バイトだとか。
「藤井隆のオールナイトニッポン」ふじいさんへ。じぶんでいおうとしていることがおかしいのかわらってばっかりで、なにをしゃべっているのかがよくわかりません。いいかげんらじおでのしゃべりもうまくなってくださいね。とくにおーぷにんぐは、まいかいまいかいちょっとあんまりです。