オーストラリアGP決勝

 とりあえず金、土の2日間を終えて

  • グランプリウィークを通してエンジンを一基しか使えない
  • 予選を2回連続で走る

 この二つを批判する人が多数いるようだ。よりによってバーニー・エクレストンまで。原因の大元は、やはりエンジンを一基しか使えないことにある。
 エンジントラブルを恐れる→周回数をこなさない、本気で走らない→フリー走行や1回目の予選で流すドライバー続出→金曜日と1回目の予選の意味がない
 レギュレーションが決まった時点でこうなることはわかりそうなものだが・・・

 エンジンに関していえば、このまま全ての関係者にとって不評なら3,4戦目あたりからレギュレーションが改定されるかもしれない。ただ予選方式の変更は多分無理だろう。予選を2回行うことに意味を持たせるとするなら、2回の予選のラップタイムの合計で決勝のグリッドを決めるようにするべきだろう。でもまあミハエルがいうように、レギュレーションを変えたら変えたでまた誰かが不満に思うのだろう。

決勝結果

1 1 ミハエル・シューマッハ フェラーリ B 1h24'15"757 219.011 Km/h
2 2 バリチェロ フェラーリ B + 0'13"605 218.423 Km/h
3 8 アロンソ ルノー M + 0'34"612 217.522 Km/h
4 4 ラルフ・シューマッハ ウィリアムズ・BMW M + 1'00"444 216.424 Km/h
5 3 モントーヤ ウィリアムズ・BMW M + 1'08"590 216.080 Km/h
6 9 バトン BAR・ホンダ M + 1'10"520 215.998 Km/h
7 7 トゥルーリ ルノー M 1 lap
8 5 クルサード マクラーレンメルセデス M 1 lap
9 10 佐藤琢磨 BAR・ホンダ M 1 lap
10 11 フィジケラ ザウバーペトロナス B 1 lap
11 15 クレイン ジャガーコスワース M 2 lap
12 16 ダ・マッタ トヨタ M 2 lap
13 17 パニス トヨタ M 2 lap
14 19 パンターノ ジョーダン・フォード B 3 lap
15 12 マッサ ザウバーペトロナス B 14 lap
16 18 ハイドフェルド ジョーダン・フォード B 15 lap
17 20 ブルーニ ミナルディコスワース B 15 lap
18 14 ウェバー ジャガーコスワース M 29 lap
19 21 バウムガルトナー ミナルディコスワース B 45 lap
20 6 ライコネン マクラーレンメルセデス M 49 lap

    1. フェラーリがきれいにスタートを決めてワンツー体制確立。レース中あまりにも強すぎたためテレビにはあまり映らなかった・・・
    2. ラウンチコントロール禁止となった最初のレース。それでも昨年から引き続きルノーが好スタート。佐藤琢磨もいいスタートだったものの、1コーナーで行き場を失いルノー接触。以後ペース上がらず。
    3. 毎年荒れる開幕戦。しかし今年は10週目までリタイアするマシンが現れない。最初に消えたのは何とライコネン。マッサに交わされた後コースアウト。クルサードも2ストップ作戦で行くものの、如何せんスピードがなさ過ぎる今年のマクラーレン。ヨーロッパラウンドまでに立て直せるのか?
    4. 地元凱旋レースのウェーバーがピットに戻るやノーズからガレージに突っ込む。ショック。そのちょっと前にバウムガルトナーが止まっていた。更にブルーニも止まりミナルディは全滅。壊れないこと(だけ)が売りのミナルディがこんなことでどうする。マッサがコース脇で車を止め、ハイドフェルドはピットでクルーを轢いた(というか右フロントタイヤでぶつかった)後、ピットレーンの出口からコースへの合流あたりで止まる。

 開幕戦の印象はフェラーリの強さに尽きる。ウィリアムズもまずまずだが、昨年よりも差は広がったか?ルノーは予選順位をもう少し上げられるならば、あのスタート力は驚異。マクラーレンが予想以上に遅いようなので、BARが4番手を狙えるかも。しかしバトンがモントーヤに力負けして交わされるなど、TOP3との差は予想以上に大きい。
 ザウバーは上位陣にトラブルがなければ苦しいか。ジャガーは完全にウェーバーの腕頼み。しかしよりによってウェーバーのマシンが壊れるとは。トヨタは安定した遅さを発揮。まるで昨年のミナルディのようだ。そのミナルディは信頼性(だけ)が売りだったのにレース中盤までに姿を消す。ジョーダンは・・・まああんなものだろう。ここ1,2年何度も言っているが、かつて年間3位に入ったチームとは到底思えない。

 気になるのは、リタイアした6台のうち新レギュレーションの影響を受けたのが何台か、というところだ。まあ次戦が高温耐久テスト(笑)も兼ねているマレーシアなので、ヨーロッパラウンドが始まるまでには各チームともに色々考えてくることだろう。

金色のガッシュベル

 冒頭に無理矢理ガッシュと清麿が登場。今回はシェリーとブラゴのお話。
 子供が観てもわかりやすいお話にしなければならないため、微妙な感じの演出がいくつかスタッフの苦労が見受けられる。その結果、顔面が崩壊というか目が線になってしまったシェリー・・・