- 2番手ベッテルのスタートがイマイチ。1,3,5番手のハミルトン、ロズベルグ、アロンソがいいスタートを決めたので、レコードライン以外は結構不利っぽい。ベッテルは1コーナーでアロンソに抜かれたものの2コーナーで抜き返しどうにか3番手。1コーナーでクリーンなラインを走れなかったマシンは2コーナーで順位を落とした。
- 3周目?にグロージャンがピットイン、そのままリタイア。グロージャンはブレーキの使い方が激しくて冷やすことができず、高温のサーキットではオーバーヒートしてしまうらしい。ドライビングスタイルを直そうとしても直らないそうで、マレーシア、バーレーン、アブダビなど暑いサーキットがあるF1では致命的。
- オープニングラップで、ランオフエリアを利用してアロンソをオーバーテイクした*1ウェーバー。ペナルティを受ける恐れがあるので、グロック*2とアロンソを前に行かせろ、というピットからの指示。グロックは棚ぼた。
- アルグエルスアリ渋滞が発生。スーティル、フィジケラ、リウッツィと数珠繋ぎ。リウッツィが仕掛けフィジケラがポジションを守ろうとして軽く接触。そして黄旗のため*3バトル中断。
- ロズベルグがピットアウトの際にラインを跨いだ。直後にバリチェロにも抜かれる。ロズベルグは明らかにペナルティものだが、なかなか出ない。昨年もそうだったが、シンガポールGPのスチュワードは瞬時に判断できるペナルティを下すまでに時間がかかりすぎる。2周くらい?経過してからドライブスルーペナルティの表示。
- スーティルがスピン。そこにハイドフェルドがつっこみクラッシュ。スーティルはコースに復帰したが、ハイドフェルドはコースを逆走してエスケープゾーンへ逃れた。ノーズが飛んだのでそれを撤去するためSC導入。この時点でロズベルグはドライブスルーペナルティを行っておらず、大幅に順位を落とすことが確定。グロックのラッキーは続く。
- アルグエルスアリがピットアウト時に給油ホースが抜けないままスタート。昨年のマッサの再現*4。
- ロズベルグはSCがピットに戻るタイミングでドライブスルーペナルティを行うつもりでいるらしい。川井ちゃんはレギュレーション違反ではないかという見解。チームもそれに気づいたのか、結局やらなかった。
- SC中にスーティルが再度ピットイン、ガレージにノーズから入ってリタイアとなった。接触の影響だろうか。
- ブレーキに問題を抱えていたウェーバー。2度目のピットインでクルーがのぞき込んで確認していた。その後ブレーキから黒煙が出てコーナーを曲がりきれずクラッシュ、リタイアとなった。SC導入を想定してすかさずハミルトンがピットインするも、ウェーバーがクラッシュしたのはランオフエリアが広くとられている場所だったのでそのまま続行。
- ベッテルがピットレーンの速度違反でドライブスルーペナルティ。自滅。
- トロロッソの2台がブレーキトラブルで相次いでピットイン、リタイア。レッドブルの構造上の問題か。そう考えると、未だに走り続けているベッテルは凄い。
- バトンのブレーキからも黒煙。レース前はエンジンが心配されたが実際にはブレーキに問題を抱える車が続出したシンガポールGP。
- 終始危なげないレースをしたハミルトンが完勝。2位グロック、3位アロンソ。表彰台控え室ではハミルトンが左、グロックが右の椅子に座って会話なし。真ん中の椅子にアロンソが座り、グロックと握手。しばらくしてハミルトンは一足先に表彰台に向かった。さすがに2年前の件を引きずっているというのは勘ぐりすぎで、ただ単に特別仲が良いわけではないのだろう。